パーカッションとはなんだろう
たまに、バンドでパーカッションというものにお目にかかることがあります。
これは言ってみればドラムと同じジャンルに属する打楽器です。
同じようにリズムを刻みます。
では、ドラムとパーカッションの違いは何でしょう。
ドラムはリズムの基本、パーカッションはリズムの味付け
ドラムは曲全体のリズムを作ります。
それゆえに、安定性もリズムセンスも必要です。
しかし、一人で奏でられるリズムには。非常に限りが有ります。
これはある種、ドラムセットがある既定の形を保っているから、とも言えるでしょう。
バンドにおけるパーカッションは、主にこのドラムのリズムと同調しつつ、ドラムとは異なるリズムセンスで、ドラムよりも緻密にリズムを埋めていく役割を持ちます。
ドラムでいうオカズ、やフィルをパーカッションが入るバンドでは任せる比重が高くなります。
よって、ドラムは基本リズムを奏で、パーカッションが細部のリズムを奏でる、という構図が出来上がります。
ですから、パーカッションはドラムよりもリズムが変則的であり、より高いリズム感が求められます。
上手いドラマーでも、パーカッションはできない方が大勢いらっしゃいます。
逆に、上手いパーカッショニストはドラムも普通に叩くことができます。
パーカッションはアコースティックでも有効
その他、パーカッションはアコースティックギターとボーカルなど、ユニットとして活動する場合、ドラムセットがない場合にも、フレキシブルに活動することができます。
それは、パーカッションが、ドラムセットのように比較的楽器の型がなく、その人によって、楽器の固有のベースセットがことなるからともいえます。
シェイカーやコンガ、カホンなども含め、うまくアコースティック感がかもし出せるのもパーカッションの大きな特徴と言えるでしょう。