ライブハウスで演奏した音について
Q. ライブハウスで演奏し、後から聞いてみると、いつもしっくりいっていません。
しっかり音作りしているはずなのに・・・。
A1. PAと曲について会話をする
なかなか、観客側で聞いたときに最高の音で演奏するのは難しいものです。
一つ言えるのは、PAとしっかり話をしていますか、ということです。
普段、直前リハーサル中、何をしているでしょうか。
ただ言われるがままに音を出し、曲の頭を少し演奏して終わりにしていませんか。
ライブハウスでブッキングしたプレーヤーが、しっかりと自分の音を冷静に聞き、向き合う瞬間、環境というのはそう多くありません。
リハーサルは行ってみれば、そんな滅多にない機会なのです。
事前にPAに、こういう感じで、こういう風に音作りをしてほしい、という楽曲の話を1分でも良いので行いましょう。
何だか悪いと思ってはいけません。
「相手はそれ(プレーヤー、バンドが望む音を実現すること)が仕事です。」
A2. 実際に客席で聞いてみることが大切
また、可能であれば一人ずつ音を出しているとき、交代交代で客席に下りて、鳴りを確認しましょう。
これで、どういう風に聞こえるのかが本当によくわかります。
もしスタッフを置いているバンドであれば、必ず客席で聞かせましょう。
ギターなどであれば、長いシールドを利用してそのまま降りても良いかもしれません。
A3. 経験が大切
どのような感じのときに、どのような音になっているのかを確認することは、実は結構想像力がいることです
場を重ねることでわかってくることもあります。
また、ライブの時、多くの人が全員前を向いて演奏をします。
一方で、スタジオでは皆、円になって練習するところがほとんどです。
自分の後ろの楽器の音を聞きながら、普段練習をした経験、ありますか?
ぜひ、スタジオでも、全員前を向いてやってみてください。