バンド活動初心者入門

キーボードは何をやったらいいか分かりません

Q. キーボード担当になってしまった(笑)のですが、何をやったらいいのかわかりません。
曲はすごく音圧があって、自分の音が全然きこえないし、もうやめたいです。

A. お疲れ様です。
キーボードプレーヤーならではの悩みですね。

バンド演奏において、最も犠牲となりやすいのはキーボードをはじめとする鍵盤楽器の存在です。

まず、曲調が明らかにキーボードを必要としていない場合。
これは誠に不幸ですが、キーボードは必要ありません(笑)。

もう、本当にこれなのです。

しかし、もし間に入って新しくパートを形成するのが許されるなら、そういう場合には、オルガンの音色を有効活用しましょう。

ハードロックにも鍵盤系で簡単に対応しやすいのはオルガンです。

Rock Organなどという表記の音色にモジュレーションをかけて和音をストリングス的に弾くことで、音圧が大きな曲調でも存在感を出していくことができます。

また、そうした勢い系のバンドの場合、大概はみんなが限界まで音を出す傾向があります。

これは、他の楽器の音が聞こえないことに加え、耳を害する大きな原因でも有ります。

どんなハードロックバンドであろうが、上手いバンドほど他人の音に気を遣います。
一度、真剣に全体的に音量を下げるよう提案しましょう。

これは日本の狭いスタジオで練習をする皆さん全員に言えることです。

アメリカなど広いガレージがある場合などは音が逃げるので、大きな音でも構いません。

しかし、あの狭いブース内で、許容できる音というのは、やはり人間限界があります。

周りの音を聞いていますか。

少し下げ目でも、感動できる演奏は可能です。

尚、ギターとキーボードとの曲中の兼ね合いにおけるイザコザについては、次項でコメントします。