バンド活動初心者入門

ギターですがキーボードが邪魔です

Q. ギターですが、どうもキーボードが邪魔で仕方がありません。
音圧を出したくて入れたのに、うまく合わさらないんです。

A. これは中音域楽器が複数いるバンドに共通した悩みです。
ポイントは二つ有ります。

一つ目は、はじめから中音域が複数いるのを前提でパート作りをしていますか、ということです。

本来、途中参加にしろ、楽器が増えたら、そのパート分を含めた演奏にプランニングをし直すのが普通です。

自分のパートではないから関係ない、というのはあまりに曲のことを考えていません。

新たに自分と同じ音域が入る場合、概して元からいるメンバーは「弾きすぎ」と言えるでしょう。

曲を見直す必要はありませんか、パートのリアレンジはしていますか、ということです。

二つ目は、それぞれの楽器の特性にあった住み分けを中音域の中でも、していく必要があります。
これはアレンジメントの根幹ともいえるでしょう。

もし、自分が目立つことだけを考えて、お互いの楽器の特性を理解していないのだとしたら、それはナンセンスです。

たとえば、ギターは鍵盤楽器と比べて、カッティングという武器が有ります。

一方で、鍵盤楽器は音域がギターよりも広く、様々な音域でも、白玉で鳴らせます。
カッティングをローポジションですることは稀です。

キーボードや2ndギターが全く同じ音域で弾いたら、意味が有りません。

ギターがカッティングを1本通し、鍵盤が上でストリングス的に固めるのもありでしょう。

ギターとベースの中間を固めるのもありでしょう。

また、1本がカッティングな訳ですから、2ndGtが違う音色で白玉、アルペジオなど変化を付けることもできます。

こうした話し合いが、おそらく最も必要なのが、同じ音域の楽器同士です。

ここの理解をお互いできるかどうかが、今のバンドだけでなく、今後の演奏経験、しいては即興にいたるまでの肝となり、また経験を積むことでもっとも楽しいと感じる部分かもしれません。

もし、こうしたことが受け入れられないのであれば、おそらく、メンバーを増やすべきではないのでしょう。