バンドマスターとは
バンドを運営していく上でひとつあった方が良い存在として、バンドマスターという存在です。
これは、本来バンドのカラーを決めるべき重要な決定を担い、スタジオなどバンドを纏め上げる役割を持つものです。
バンドマスターがいると、さまざまな曲の決定やパートでの相談、ライブの交渉など、一人代表者を挙げて行えるので比較的まとまりやすくなります。
バンドマスターに適している人物とは
それではどのような人がバンドマスターに向いているのでしょう。
傾向として2つポイントが上げられます。
それは、
1. 全体を纏めるのがうまい人
2. 音楽的な素養を理解できる人
3. 他人の話を聴ける人
が向いています。
1は言うまでもなく、リーダーとして纏め上げる力が必要なためです。
そして、案外忘れがちなのですが、2の音楽的な素養という部分と3.の話を聞けることです。
人をまとめることのできる人はたくさんいます。
しかし、バンドという集団は、あくまで音楽を基点として繋がっています。
それゆえに、音楽的素養というものが嫌でも必要になるのです。
コピーバンドでさえ、CDのとおり演奏できることなど稀です。
大概はフレーズやキメなどの微調整が必ず必要になります。
そうしたとき、しっかりと意見できること、または知識のある人の話をきいて全体をまとめられることが大切なのです。
必ずしも自分ですべてできる必要はありません。
他の人の話が聞ければの話ですが。
無意味な優劣がバンド内である場合、そのバンドの音楽は何時までたっても成長しません。
それは、適切な指摘や改善点が見えていても、そこを取り組むことをよしとする空気がバンドで作っていけないからです。
音楽的素養を無視してバンド運営をすると、何をやっているのかわからないバンドになります。
もっと言うと、スタジオがただの練習場所としてしか機能せず、ただお金を払って演奏して帰る集団となってしまいます。
かといって、すべてを受け入れていては、何時まで経っても曲が完成しないでしょう。
ここの駆け引きが最も難しいところでもあります。