バンド活動初心者入門

ライブハウスにブッキングする

たくさん練習して、かなりかっこよく演奏できるようになってきて、それでおしまいでしょうか。

いいえ、どうせなら多くの人に聞いてもらいたい、いやむしろ誰かに聞かせるために音楽をやっているともいえるでしょう。

こうなると、いよいよライブハウスで演奏することを考え始めます。

基本はリハスタの予約と同じ

なにはともあれ、まずは電話します。

受付のお兄さんは若干無愛想かもしれませんが、これはライブハウスに特有の夢をみている若者だからです。

気にしないで行きましょう(笑)。

初めてなので、ライブをやりたいんですが、と率直にお願いしてみましょう。

大抵はブッキング担当の人に代わってくれます。

ブッキングとは、ライブハウス側で、こうしたライブをやりたい人のスケジュールを管理する業務のことをいいます。

一日に1バンドしか演奏しないなんていうことは、よほど売れて集客の有るバンドでないとできません。

大抵は、自分達と似たような境遇のバンドとペアである日にブッキングしてもらえます。

ライブハウスにもよりますが、統計的に、1日4バンドくらいが多いようですね。

このペアになったバンドのことを「対バン」、ライブハウスのことを「ハコ」と通称で呼んでいます。

必要事項を言えるようにしておこう

実際に聞かれるのは、ライブ希望の日、バンドの規模とパート、ジャンルなどです。

ブッキングマネージャー(ブッキング担当の人のことです)も、ただ闇雲に組んでいるわけではなく、ちゃんとバンドの曲調や雰囲気を考慮して、同じ雰囲気で固めたりします。

自分のバンドについて、大まかに出いいですからイメージが話せるようにしておくと良いでしょう。

また、ほとんどの場合において「音源はありますか?」と聞かれます。

スタジオで一発録りしたものでかまいませんから、渡せる音源を作っておきましょう。

音源は大概直接渡しにいくか、Webサイト経由で渡すことが可能なところも有ります。

ある程度ブッキングマネージャが把握する必要があるため、一度日を空けて連絡ということになるでしょう。

予約は余裕を持って行いましょう。

だいたい、最短でも一ヶ月前には交渉する必要がありますから。

ブッキングと同時に発生するノルマとは?

音源を聞いてもらって、ライブの日取りが決定すると、いよいよチケットを渡されることになります。

ここで出てくるのが、「ノルマ」というものです。

ノルマとは、渡されたチケットのうち、最低何枚売りさばかないとペナルティとしてお金が発生する枚数のことです。

ハコにもよりますが、大概アマチュアのバンドですと、はじめは5枚~10枚くらいをさばかなくてはいけないでしょう。

もし、それ以上渡されていた場合、その超えた分を売りさばくことができたら、それはバンドの利益になるというわけです。

実は案外話し合いで粘ると枚数を減らしてくれたりするので、このときだけは関西人気質で値切って見ましょう。

お金を出して曲を聴くとなると、よほど自分達の演奏に自信があっても、チケットを売るのが難しいことがわかります。

それこそはじめは、身内から始めましょう。