バンド活動初心者入門

曲のコピーとコードについて

Q. コピーをしてるんですが、それぞれ耳でとったコードの解釈が違い、揉めます。
うまくいくためには、どうしたらいいのでしょう。

A. 本当は、音感の良い者に対する理解が一致していることがよいのですが、揉めるときは、たとえ間違っていても一つのコードに絞るべきでしょう。

これはあまり音楽的にはよくないのですが、バンドとして「演奏を完結させる」ということを考えたとき、必要なノウハウではあります。

みんなが共通のコードを引けば、少なくとも演奏として成立はするということです。

しかし、常にこれをやってしまっては成長が有りません。

もし、自分が感性を持っていて正解を知っている、あるいは正解がわかる人がいるなら、是非コード合わせのときだけでも参加してもらいましょう。

よく、難しいコードは簡単に直して、という人がいますが、私はあまりオススメしません。

仮にもメジャーで出ている曲は、正規のアレンジャーがつき、一定の綺麗な展開と盛り上がりが出やすいよう、コードワークを展開しています。

それらのコードは、決して誰も見たことも聞いたこともないようなものでなく、コード辞典を開けば出てくるようなものばかりです。

知らないコードは、調べれば弾けます。

しかし、知らないからといって避けていては、できる曲の幅を著しく下げるばかりか、何度やっても曲がしっくり来ないでしょう。

また、集団で音楽を奏でる以上、その人だけでなく全体のスペックが下がります。

調べれば温存できるスペックをあえて下げる必要はまったくなく、それは音楽を奏でるものとして絶対してはいけません。

早いうちにいろいろなコードに触れ、使い方を覚えましょう。